02.宇治上神社・宇治神社コース
宇治上神社と宇治神社はもともと一体の神社で、平安時代初期の記録には「宇治神社2座」と記され、「離宮八幡」「上社・下社」などと呼ばれていました。 宇治上神社は平等院の鎮守社として1060年頃に建立され、1994年(平成6)に世界文化遺産に登録されました。宇治神社の本殿は鎌倉時代に建立され重要文化財に指定されています。境内には、「宇治七名水」の一つで現在唯一湧出している「桐原水」が手水に使われ、菟道稚郎子が道に迷った折に、道案内をしたと伝わる「みかえり兎」のお守りやおみくじが人気です。また、宇治神社では願い事がよりかなう、「ウサギ探し」も。
コース紹介
所要時間:1.5時間
歩行距離:3.0km
JR宇治駅 宇治橋商店街(茶商、茶農家、御茶師長屋門) 宇治橋(紫式部像、三の間) 通圓茶屋 源氏物語宇治十帖モニュメント 宇治神社 宇治上神社

オプション
橋寺宇治橋断碑(有料)

源氏物語ミュージアム(入館料)
スポットガイド
宇治橋
宇治橋
646年(大化2)に架橋された、日本最初の官営橋。大津市瀬田川にかかる瀬田の唐橋と、淀川大山崎付近にあった大山崎橋とともに日本三古橋と呼ばれます。宇治川右岸の橋寺の「宇治橋断碑」には道登建造と伝えています。宇治橋は東国と京都を結ぶ要衝のため、多くの戦いが行われました。
通圓茶屋
通圓茶屋
1160年(永暦元)頃から宇治橋のたもとで旅人にお茶を提供しながら、橋を守り続けたと言われます。建物は1672年(寛文12)に建てられ、2階の増築部分を除くとほぼ当時のままの姿を残しています。また、初代通圓は1180年(治承4)以仁王・源頼政と平家の戦いで、頼政軍に参陣して討ち死にしたと伝わります。